年の初めのためしとて……という曲の歌詞を書いた方が私の幼なじみのご親戚だったのを、つい最近を知りました。
世の中狭いもんだね。
 
 
 
……のっけから妙な書き出しですが。
それもこれも、今年は「お●でとう」を言っちゃいけない身の上なもので、年頭の御挨拶に困ってしまった結果でございます。
 
 
 
しかし、私の2●年の人生、「お●でとう」を言っちゃいけなかった年が何度あったことだろう。

叔母。
曾祖母。
叔父その1。
祖母。
叔父その2。
旦那の祖母。

うわぁ、6年もあったのか、こりゃまいったね、ハハハハ(自棄)。
 
 
不謹慎きわまりない上に、非常にお正月向きではないネタは脇に放り投げておくとして。
 
 
 
ウチでは一応お正月用として、煮物とお雑煮だけは作ることにしている。
財布に余裕のある年は、これに数の子が追加されるのだが、いかんせん今年は無理だった。

お正月用の煮物は、普段ウチで作る煮物と具材が違っている。いや、見た目はあまり変わらないが、その質が若干違うのだ。

人参は金時人参(京人参)。
いもは京芋、もしくは八ツ頭。

これだけは譲れない。絶対に譲れない。
この2つを使うだけで、全体の甘みと艶ががらりと変わるのだ。まるで「出汁4割にみりん6割」などという非常識な割合でつくった煮汁で煮含めたような甘みと照りが出る。
この甘みと照りは、正月というとっておきの『ハレ』の日だけに許されたものなのだ(普段どれだけ貧しい食生活しているかが伺えますな……涙)。
 
 
 
ちなみに。
私は幼い頃から築地場外市場にある卵焼きの名店、『玉八』謹製の伊達巻きと錦(二色?)卵を食べていたせいか、どうしても普通にお店で売っている伊達巻き・錦卵を買う気が起きない。おかげで、実家を出てからというもの、お正月この2品をほとんど食べていないのだ。
(例外は、旦那の実家に住んでいたころ。旦那の実家では伊達巻きは日常食に近いらしく、茶碗蒸しの身にまで使われていた)
うーん……幼いころのぜいたくが、こんな場面で徒になるとは。
おいしい錦卵が食べたいよう……(泣)

あ、念のため付け加えておきますが、『玉八』さんの伊達巻きと錦卵は、値段が高価という意味でのぜいたく品ではございません。数に限りがあるという意味でのぜいたく品でございます。昔うちの母方の祖母が魚屋をやっていて築地の方と仲が良かったおかげで、うちにもそのおこぼれが回ってきていたというだけの話です(汗)。
祖母が亡くなってからは、一度も食べていないあの錦卵……本当に絶品でした。
 
 
 
 
 
仇し事ばかりの日記になってしまいましたが。
今年もよろしくお願いいたします。

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