7月26日の日記

2004年7月26日 読書
ISBN:4480039279 文庫
クラフト・エヴィング商會
筑摩書房 2004/04/08 ¥998
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はっきり言いましょう。
さっき買ってきたばかりの本です。
まだ半分も読んでません。
でも、言わずにいられません。 
 
 
 
 
大好きですこういう本!!!!
 
 
 
 
 
架空の世界を作るのがファンタジーと呼ばれるのならば、これはまぎれもなくファンタジーです。
 
この本を形作る為の方法論を究極の形まで突き詰めていくと、指輪物語になります。
この方法論に更なるユーモアを付け加えると、伴田良輔さんの『独身者の贈り物』とか『女の都』とかになります。
(ちなみに、この別世界を記述する方法論を一生かけて模索し続けたのが寺山修二で、様々な方法論自体を研究・分類するのが荒俣宏です)
しかし、これは日常の積み重ね。ファンタジー世界で積み上げられていく日常生活です。
こういうのが、最高に大好きなんです。
英雄物語のような熱狂ではなく、サイバーパンクのような冷酷ではなく。
平熱のファンタジー。
 
ほんと大好きです。
 
 
 
 
 
 
ちなみに、この『クラフト・エヴィング商會』っていう名称、どこかで聞いた記憶があるんですよねぇ。誰かから薦めてもらったのかもしれない……薦めてくれた人、ごめん(汗)
 
 
 
 
 
<追記>
……わたくし、たまーにあまりにもはっきりとしたデジャブとか、予知夢とか、そういうのを体験するんですが。すいません、ちょっと電波入ってる発言ですが、これ本当に小さいころからあるんですよ。
 
そして。
この本……夢の中で読んだことがありました。
138ページです。この6行だけ印刷されているページです。
138ページ開いて文章が目に入った途端に、一瞬思考回路がフリーズしてしまいましたよ……あまりにもはっきりと『夢でこのページをよんだ』という記憶があったもので。
去年か……いや、今年に入ってから見た夢です。間違いありません。
このページにある2つの文章を、ものの見事に覚えているんです。

 
世界を調律するためです

私の世界は、あんなにも明るく美しかったというのに!

 
なんせ、夢から醒めたときに、自分の夢の内容にツッコミいれたんですから。
「いくら夢の中っつったってなんて本読んでるんだよあたしは……っていうか世界を調律って、ラーゼフォンじゃねーんだから(笑)」
と。
ちなみに私、ラーゼフォンを見たことはありませんのであしからず。
 
まあ、誰しもこういう経験ってあることだとは思うんですが……なんか、こんなに気に入った本でこういうアヤシイ経験をすると微妙に怖いものが(汗)
 
 
 
 
<更に追記>
エウレーカ!!
多分この本は誰かに薦められたんじゃなくて、雑誌の書籍紹介コーナーで取り上げられてたんだった!!
となると多分……『PEN』か『ブルータス』だな。

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