不思議。

2003年11月24日 ダウントリム
遠くにいたとはいえ、初孫としてとても可愛がってもらった祖母の葬式にも出ず、その祖母の名前のついた喪中ハガキを作っている。
 
 
 
出られなかったのは、仕事の都合とかそういうんじゃなくて。お金がなかった訳でもなくて。
祖母が緊急入院したとたんに実家に帰った父が、祖母の死であまりにも落胆して呆けてしまい、葬儀が終わるまで連絡ひとつできなかったからである。
全部が終わってから教えられた。
母が一緒に帰っていれば教えてもらって呼び寄せてもらうことも出来たかもしれないけれど、母もそうそう遠出できる体ではないので、急に九州に行かせるのは酷な話。
 
 
 
 
生きていてくれても、亡くなってしまっていても、私の日常生活と直接の接点が多い人ではなかったけれど。
それでも、今この世のどこにも祖母がいないという証拠を、自分の手で作っているのは、酷く不思議である。

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