ご近所
2003年5月23日J−WAVEというFMラジオ局が出来た時のことは今でもよーく覚えている。
なぜなら、J−WAVEのスタジオが入っているビルが、ピアノ教室のご近所さんだったからだ。
自転車でピアノ教室に通う途中、途中で交通量がバカみたいに多い大通りを通らなくてはならなかった。
そこはあまりの交通量の多さのために横断歩道が造れない場所で、暗くわびしい地下道が歩行者用に設置されていた。
ある日、ピアノ教室へ向かう途中、いつものように自転車をかかえて地下道の階段に足を踏み入れた途端。
私は、自分がどこか別の世界に来てしまったのではないかと錯覚した。
いつものうら寂しい地下道の内部が、一変していた。
壁一面がキース・ヘリングのイラストで飾られている。
もちろん壁に直描き、今で言うグラフィティ状態。
そして、絵の側には『81.3FM J−WAVE』と記されていた。
それが、J−WAVEの地元に対する開局宣伝広告だった。
しばらくしてから、壁は元通りに戻され。
今では地下道自体が改修されて、昔の暗いしめっぽい姿はどこへやら、明るく清潔な道へと変わった。
私自身も結婚して地元を離れ、その道を通ることはない。
そして、今度はJ−WAVEそのものが、六本木ヒルズへと移転するとか。
いろいろと変化をし続けなければならないのが、情報・ムーヴメントの発信地たるマスコミの宿命であるとは思う。
ただ、そのことを考える時に、私の頭の中に呼び覚まされるのはただひとつ。
あのキース・ヘリングのイラストでいっぱいになった、地下道の姿である。
なぜなら、J−WAVEのスタジオが入っているビルが、ピアノ教室のご近所さんだったからだ。
自転車でピアノ教室に通う途中、途中で交通量がバカみたいに多い大通りを通らなくてはならなかった。
そこはあまりの交通量の多さのために横断歩道が造れない場所で、暗くわびしい地下道が歩行者用に設置されていた。
ある日、ピアノ教室へ向かう途中、いつものように自転車をかかえて地下道の階段に足を踏み入れた途端。
私は、自分がどこか別の世界に来てしまったのではないかと錯覚した。
いつものうら寂しい地下道の内部が、一変していた。
壁一面がキース・ヘリングのイラストで飾られている。
もちろん壁に直描き、今で言うグラフィティ状態。
そして、絵の側には『81.3FM J−WAVE』と記されていた。
それが、J−WAVEの地元に対する開局宣伝広告だった。
しばらくしてから、壁は元通りに戻され。
今では地下道自体が改修されて、昔の暗いしめっぽい姿はどこへやら、明るく清潔な道へと変わった。
私自身も結婚して地元を離れ、その道を通ることはない。
そして、今度はJ−WAVEそのものが、六本木ヒルズへと移転するとか。
いろいろと変化をし続けなければならないのが、情報・ムーヴメントの発信地たるマスコミの宿命であるとは思う。
ただ、そのことを考える時に、私の頭の中に呼び覚まされるのはただひとつ。
あのキース・ヘリングのイラストでいっぱいになった、地下道の姿である。
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