やっぱりタダはいいです。
2001年11月11日私はあんまり自分の身なりに頓着しないタイプだ。
(……とはいえ、あんまり汚らしい格好はしないようには努めているが)
楽な格好。
楽な髪型。
これが私の好みのすべてである。
当然ながら、美容室にも頓着しない。
最近はカラーリングとかもするようになったが、元々は
「髪が邪魔にならなきゃそれでよし」
な人間なのだ。
……女としてどうかとは思うが(汗)
そんな私が、今日美容院に行った。
しかも結構有名な美容院である。
別に、急に身を飾ることに目覚めたとか、そういう訳ではないのだ。
ただ単に、『タダ』だったからである。
ヘアサロンでタダで髪を切ってもらう。
人はそれを『カットモデル』と呼ぶ。
つまり、私は、インターンさんの練習台になってきたのだ。
ちなみに、私は昔からよくカットモデルになってきた。
以前は、年に一回はかならずカットモデルになっていたくらいだ。
私が青山だの表参道だのを歩いていると、なぜかヘアサロンの方が私を呼び止める。
「カットモデルやっていただけませんか?」
そういうときは、たいがい髪の毛が伸びていて、あーそろそろ髪切ろうかなあ……と思っている所なので、なんの躊躇いもなくOKして、さっさと髪を切ってもらうことにしている。
うまくいけばカラーリングもパーマもタダだし。
次の日がお茶会で着物を着なければいけない日だということをすっかり忘れ去り、思いっきりシャギーを入れまくったショートヘアにしてもらったために、親に天を仰がせたことまであるくらいだ。
まあ、過去は過去だ。
今語るべきは、今回のカットモデルが成功したか否か……ということであろう。
結果的には……まあ成功したと思う。
肩につくかつかないかくらいの長さにカットした上で、かなり髪の量を減らしてもらった。おかげで、すっきりとしたシルエットの髪型に仕上がった。
私の髪はやたらとさらさらで細いので、濡れ髪を乾かした途端に一気に量が増えるという、美容師さんにとって厄介な髪質である。
しかも、カットモデルの場合、実際に髪を切るのはインターンさんなのだ。
それをふまえた上で、今現在の髪型を鑑みれば……それはもう成功したと言い切っても過言ではないと思われる。
うきうきとした気持ちで家に帰り、うきうきとした気持ちのまま家の鏡の前に立つ。
うんうん、いい感じじゃないか。
と……髪に指を通した時に気がついた。
切り損ねて長いままの髪があるじゃないですか。
それも1本2本ではありませんぜ、旦那。
あちらに5本……こちらには7本……
まあ、全部で3、40本くらいはあったでしょうか。
それを眉用のはさみでちまちまと切り捨てて行く悲しさよ……
そのときようやく、私の脳裏にはフリスク氏の日記の文面が甦ってきた。
……やっぱりヘアサロンを甘くみてはならぬのですな、フリスク君……(涙)
(……とはいえ、あんまり汚らしい格好はしないようには努めているが)
楽な格好。
楽な髪型。
これが私の好みのすべてである。
当然ながら、美容室にも頓着しない。
最近はカラーリングとかもするようになったが、元々は
「髪が邪魔にならなきゃそれでよし」
な人間なのだ。
……女としてどうかとは思うが(汗)
そんな私が、今日美容院に行った。
しかも結構有名な美容院である。
別に、急に身を飾ることに目覚めたとか、そういう訳ではないのだ。
ただ単に、『タダ』だったからである。
ヘアサロンでタダで髪を切ってもらう。
人はそれを『カットモデル』と呼ぶ。
つまり、私は、インターンさんの練習台になってきたのだ。
ちなみに、私は昔からよくカットモデルになってきた。
以前は、年に一回はかならずカットモデルになっていたくらいだ。
私が青山だの表参道だのを歩いていると、なぜかヘアサロンの方が私を呼び止める。
「カットモデルやっていただけませんか?」
そういうときは、たいがい髪の毛が伸びていて、あーそろそろ髪切ろうかなあ……と思っている所なので、なんの躊躇いもなくOKして、さっさと髪を切ってもらうことにしている。
うまくいけばカラーリングもパーマもタダだし。
次の日がお茶会で着物を着なければいけない日だということをすっかり忘れ去り、思いっきりシャギーを入れまくったショートヘアにしてもらったために、親に天を仰がせたことまであるくらいだ。
まあ、過去は過去だ。
今語るべきは、今回のカットモデルが成功したか否か……ということであろう。
結果的には……まあ成功したと思う。
肩につくかつかないかくらいの長さにカットした上で、かなり髪の量を減らしてもらった。おかげで、すっきりとしたシルエットの髪型に仕上がった。
私の髪はやたらとさらさらで細いので、濡れ髪を乾かした途端に一気に量が増えるという、美容師さんにとって厄介な髪質である。
しかも、カットモデルの場合、実際に髪を切るのはインターンさんなのだ。
それをふまえた上で、今現在の髪型を鑑みれば……それはもう成功したと言い切っても過言ではないと思われる。
うきうきとした気持ちで家に帰り、うきうきとした気持ちのまま家の鏡の前に立つ。
うんうん、いい感じじゃないか。
と……髪に指を通した時に気がついた。
切り損ねて長いままの髪があるじゃないですか。
それも1本2本ではありませんぜ、旦那。
あちらに5本……こちらには7本……
まあ、全部で3、40本くらいはあったでしょうか。
それを眉用のはさみでちまちまと切り捨てて行く悲しさよ……
そのときようやく、私の脳裏にはフリスク氏の日記の文面が甦ってきた。
……やっぱりヘアサロンを甘くみてはならぬのですな、フリスク君……(涙)
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